脱水と熱中症について
こんにちは、ハルです!
38℃を超える日もあり、毎日暑いですよね💦
ごんざえもんもこの通りです(^^;
昔は扇風機だけで過ごせる日もあったのにな~と思うこともあります(;・∀・)
これから猛暑の日々が続くので、予防や早期発見を兼ねて夏や暑さに注目して「脱水」と「熱中症」についてお話したいと思います。
脱水とは
暑いとたくさん汗が出ませんか?
汗などで体内の水分がたくさん体外に出て、失われることで起こります。
汗には水分と塩分(NaCl)が含まれていることは、みなさんもご存知ですよね?
大切なのは、水分だけでなくこの塩分、特に「Na(ナトリウム)」は、電解質と言って人間にとってとても重要な役割をしているのです。
「Na」はどんな役割があるのか?
・体液の浸透圧の維持し、血圧の調整
・筋肉の収縮作用
・神経の情報伝達
などです。
では、汗が出たまま、長時間水分補給ができないと、どのようなことが起こるのでしょうか。
汗として多量に体の水分が外に出てしまう
↓
体内の血液量が減ってしまう
↓
血圧が下がってしまう
↓
体の隅々まで十分な血液が行き渡ることができず、必要な臓器での栄養や老廃物の交換ができなくなる。
ということが起こってしまうのです。ざっくりですみません(^^;
脱水の症状とは?
まずは、自分で気づきやすい所から、
喉が渇いた、何か飲みたいと思うことはありませんか?まさにこれが早くに現れる症状なのです。それと同時に、体がだるい、脱力感、頭痛、食欲不振などの症状が現れます。
もう一つ、目に見えて気づける症状があります。
みなさん、何かわかりますか?
それは、「尿」です。尿の量が少ない、尿の色が濃いということも起こります。
脱水がさらに進行すると、幻覚が見えたり、興奮したりと精神的な症状が現れます。
そして、血圧低下やショックとなり意識がなくなったりと命の危険に関わってくる事態となるのです。
続いては、熱中症のお話です。
熱中症とは
周りの温度の上昇により、体の熱が放散できずに体温が上昇することで起こります。
「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」があります。
熱けいれんとは
脱水同様に、たくさん汗が出て、水のみを飲んだ時に起こります。
この時、何が起こっているか。塩分(NaCl)も一緒に出ているのに水のみを飲むとNaの濃度が下がってしまいます。そうすると、筋肉が興奮し、筋肉の痛みを伴うけいれんが起こってしまうのです。お腹の筋肉にも作用するので、腹痛も起こります。
熱疲労とは
たくさん汗をかいたことで脱水になり、さらには温度の上昇により体内の熱放散が追い付かなくなり、体温を調節する機能(脳の視床下部という所にあります)が壊れてしまうことでおこります。
めまいや嘔気・おう吐、視力障害などが現れます。
熱射病とは
熱疲労の状態で意識障害(反応が鈍い、反応がないなど)が現れます。
ショック状態になる危険もあるので、とても危険です!
参照:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/
じゃあ、どうしたらいいのか?
まずは、水分補給です。
が、ただの水ではなく大切なのは、水分と「Na」なのです。
今は経口補水液といって、失った電解質を補う目的で作られたもの、ミネラルを含んだ麦茶やお茶、塩分を含んだ飴なども売られていますよね。
(スポーツドリンクは糖分が多く入っているので、糖尿病の人には注意です。)
塩分の過剰摂取はよくないですが、摂取不足もよくないのです。
また、体調不良からも脱水や熱中症を発症する誘因となることもあるので、無理はしないこと、体調は万全に整えることも大切だと思っています。
作業中であれば、しっかり休憩をとりましょう。
また、体温を下げるための対処法は、「わきの下」や「太ももの付け根」をアイスノンなどで冷やしてあげましょう。大きな動脈が通っている場所になるので、体温を下げる目的で私たちもこの方法を利用しています。
風邪で発熱したときにも使えますよ!
保冷剤を入れて首周りに巻けるものとかもありますね。
ですがやはり、何か変だなと思った時には、すぐに病院へ受診してくださいね!
ちなみに、この水分補給について。
暑さだけでなく、おう吐や下痢の時も体から電解質が多く出てしまうので、水分が取れる場合は、経口補水液やスポーツドリンクなどの電解質の入った飲み物で水分補給することをおススメします!
年々、夏の暑さが厳しくなってきますが、みなさん無事に過ごせますように(*^^*)
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!